ヘルメットの違い

'05/'06シーズンから、ヘルメットを使うことにしました。
安全性と防寒性を考えて・・・。

ま、1番の理由は、
結構やばい感じで数回転んで怖くなったというものですが・・・。

受身はうまい方だと思ってますが、
やはり年齢とともに体力も落ちるし、柔軟性も落ちるのは確か。

転ばぬ先の杖ってことですね。

幸か不幸か、'97年頃に、友人にそそのかされて購入したSWANSの
ヘルメットを持っていたので、買わなくても手元にあったし・・・。

何年かぶりに引っ張り出して使ってみると、
安全性ってことだけじゃなく、何よりも防寒性に魅力を感じました。
('05/'06シーズンは、吹雪が多かったので・・・。)

ニット帽(ビーニー)では、耳周辺をカバーしきれないために、
そこから体温を奪われるんです。
しかし、ヘルメットなら、それがない!
マイナス10度の吹雪きでも平気でした。

しかしながら、おいらの使ってるSWANSのヘルメットは、あまりにも旧式。
しかも、フリーライドではなく、レーシング・・・。

普段使うには、ちょっと格好悪いような・・・。

さらには、SWANSのヘルメットを被ると、
お気に入りのCARRERAのゴーグル(5049:ULTRATHERMO)が、使えない!

ってことで、
何とか ULTRATHERMO が使える今風のヘルメットが、
安く手に入らないかと探していました。

たまたま、かつてウェアの件でお世話になったことのある
お茶の水のASPENというスキーショップのサイトを見たら、
良さげなヘルメット発見!

それが、GIRO の G10 '05/'06モデル。

昨シーズンモデルの売れ残りで、色はピンク、サイズは L のみ
だったのですが、8,400円(税込)と、価格は激安!

サイズも含めて、そのヘルメットに関して、
ネットであれこれ情報収集した結果、購入することにしました。

もちろん、サイズ的には、ピッタリだろうと思っていたし、
CARRERAのゴーグル(5049:ULTRATHERMO)も使えるだろうと考えていたんです。

ASPENさんにネット通販で注文したら、翌日には、ブツが届きました。

早速、かぶってみたら、大きくないか???
さらには、ゴーグル(5049:ULTRATHERMO)を付けてみたら、
付きません!!!

ULTRATHERMOは、横方向の視界を広く確保するように設計されてるので、
こめかみ部分への張り出しが大きいんです。

で、G10の耳あての部分は、見た目は、単なるクッションだけに見えるので、
ゴーグルをする際に、ほとんど無視出来るように思えます。

しかし、内部に樹脂製と思われる骨が入ってるんです。
結構太く厚みのある骨です。

なので、現実的には、こめかみ部分に関しては、
SWANSのヘルメットと、たいして代わらない状況・・・。
つまり、ヘルメット対応ではないゴーグルを受け付けないと・・・。

見た目だけで大丈夫だろうと判断していたのに、・・・。
残念・・・。

ま、それは、しょうがない・・・。

そして、正月スキーツアーで、ようやく実際にかぶって滑ってみました。

2007年01月07日(日)

No.

画 像

コメント

01

上から見た画像。
当然ながら、上側が前側です。
GIROのヘルメットが、
卵型になっているのが、よくわかります。
SWANSの方は、上部に空気穴はありません。
それでも滑れば内部に空気がうまく流れるように設計されてます。
GIROのG10は、上部の穴を開けたり閉めたりできますが、
閉めた状態でも、卵型の形ゆえにおでこと襟足部分に
かなり隙間があるため、いやでも内部にかなりの空気が流れます。
よほど気温の高いような状況でない限り、
空気穴は開ける必要無いと思われます。
また、上部に穴が開いてることから、
天気の悪い日は、絶対的に頭が濡れますね。
閉めていても、それなりに隙間はありますから、
雨なら絶対、雪でも積もって融けて濡れるでしょう。

02

下側から内側を見た画像。
これも上側が前側です。
卵型の形になっているので、
横幅が若干小さめになるとのことですが・・・。
SWANSのヘルメットのサイズは、56〜60cmのフリーサイズ。
GIROのG10は、57〜59cmのLサイズ。
のはずなんですが、どう見ても、
59〜60.5cmのXLどころか、
60.5〜62.5cmのXXLなんじゃないの?

03

幅の差がわかりやすいように
2枚の画像を合成して直線を引いてみました。
もちろん、縮尺サイズは、同じですよ。
横幅が狭目だから、+1cmのサイズを選べとのことで、
頭のサイズが57cmのおいらは、
55.5〜57.0cmのMではなく、
57.0〜59.0cmのLを選んだのだが・・・。
実際にかぶってみないとダメねー・・・。

04

横から見ても、ずいぶんサイズが違います。
っていうか、驚愕の違いでしょ!
どうみても、大人と子供じゃん!
フリーライド系のヘルメットをかぶる時は、
ゴーグルにヘルメット・ヘルパーを
つけなきゃならないのが、よくわかりますね。
逆を言えば、SWANSのヘルメットなら、
ヘルメット・ヘルパー必要無いですな。

05

おでこの部分の厚みの違いです。
G10は、ただでさえでかいのに、
おでこと襟足部分の厚みが、
尋常じゃないのよね。
そういうデザインだからと納得するしかないか・・・。

06

後頭部下というか襟足の部分の厚みの違いです。

07

上の画像のアップです。
SWANSの方は、樹脂部分の厚みがほとんど無いのに対して、
GIROのG10は、樹脂部分の厚みがすごいよね。
この部分の厚みがウェアの襟をつぶしてしまうので、
首周りが狭目のウェアだと、
つまりデモラインとかレーシングラインのウェアだと、
襟を立てることが出来ないんです。
あごの部分は立つんですが、襟足の部分は、つぶれると・・・。
そのまま滑ると、首周りに風が入り込んで寒いんです。
大き目のウェアを着るか、
ネックウォーマーを使わないとダメですね。

上の画像を見てもらえれば、いかにSWANSのヘルメットが、
おいらにピッタリかということがわかりますね。

画像を見た限りでは、それほど問題無いように見えるかもしれませんし、
GIRO の G10 も悪くないですが、やはりちょっとでかい・・・。

ザッキーによると、五頭身もしくは六頭身みたいに見えるので、
子供みたいだとのこと・・・。
色が、膨張色のピンクなので、尚更そう見えるらしい・・・。

ま、滑ってる上で、大きめということが、気になることはありませんし、
邪魔になることもありません。
普通に使えます。

驚くことに、大きさは全然違うのに、重量はほとんど同じに感じられます。
実際に測ったわけではないので、どのくらいかは不明ですが、
手に持った感じだと、ほぼ同じです。

また、大きいと書いてますが、Mサイズをかぶったことは無いので、
そちらだとどう感じるのかは、わかりません。

何よりも気になったのは、ウェアの襟をつぶしてしまうこと。
G10は、ヘルメット自体の防寒性はありますが、
レーシングラインの首周りに余裕の無いウェアだと、
襟をつぶしてしまうがために、ウェアの防寒性を損ないます。
極端に寒い状況だと、これが問題になりそうな気がします。

さらに、防水性にも問題あり。
どう考えても、構造上、内部に水が入り込むはずです。
天気が悪い日は、とりわけ気温が高めで天気の悪い日は、使えないような・・・。
(いや、使いたくないような・・・。)

もうひとつ気になることが、品質。
どちらのヘルメットもどこで作られたのか知りませんが、
GIROのヘルメットは、いまいちツメが甘いです。
ところどころ安っぽいというかチャチィーというか、そう見える箇所があります。
SWANSの方は、それがありません。

GIROのG10って、定価21,000円(税込)もする!
とてもじゃないが、そんな高価なものには見えません!

G10の悪口ばかり書いてるような気がしますが、
もともとフリーライド系のヘルメットは、レーシング系とは目的が違うし、
安全性を含めたデザインに関して、考え方も違う。

ハーフパイプとかパークとかで飛んだり跳ねたりの滑りをするとか、
パウダー求めてゲレンデから外れて山奥へ入るとかって時には、
G10のデザインが生きるんでしょうね。

いわゆるゲレンデスキーヤーに必要なヘルメットはどういうタイプなのかって時に、
フリーライド系が良いと考えがちですが、今回使ってみて、レーシング系の
ヘルメットの方が、ゲレンデスキーヤー向きだとわかりました。

ま、もちろん、サイズ的にSWANSのフリーサイズでは、
小さ過ぎるって人もいるかもしれませんが、
機能的な面からすれば、SWANSに限らずレーシング系ヘルメットを
選んだ方が良いと思えるようになりました。

なので、これからヘルメットを買おうと思ってるスキーヤーには、
是非ともフリーライド系だけでなくレーシング系のヘルメットも
試着してみることをすすめます!
(そっちの方が、いろんな意味でピッタリくると思いますので。
 最終的には、本人の好みですけどね・・・。)

さらには、試着の際には、ゴーグルをお忘れなく!

ま、いずれにしろ、おいらとおいらが使っているウェアには、
フリーライド系のヘルメットより、SWANSのレーシング系の
ヘルメットの方が、いろんな意味で合うということがよくわかったので、
今後は、SWANSのヘルメットを使うことが、増えるかなー・・・。

旧式だけどね・・・。
レースやらんけどね・・・。

よほど天気の良い日なら GIRO の G10 を使うかなー・・・。

ピンクって色にも問題あるので、それに関しては、自分でいたずらしちゃうかも!

とにかく、ヘルメットかぶって、ゲレンデへGOだわ!

以上

   
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